「和牛受精卵の不正輸出事件」が暗示する日本企業全般に及ぶリスク

■「まさか!」の油断がもたらした、とてつもなく大きな損失

 

大阪府の飲食店経営者の男性らが、動物検疫所の輸出検査を受けずに和牛の受精卵と精液を中国に持ち出したとして、家畜伝染病予防法違反及び関税法違反容疑で大阪府警に逮捕された事件。

 

流出元は徳島県の牧場経営者で、中国に不正輸出されると知りながら男性らに受精卵などを620万円で売却したとして、この牧場経営者も同法違反幇助罪及び家畜改良増殖法違反容疑で逮捕・起訴されています。

 

「和牛」は日本畜産業が誇るブランドであり、長年にわたる品種改良等の努力によって培われた知的財産であり、貴重な遺伝資源です。それを不正に海外へ持ち出すことは、我が国の畜産業へのダメージ、延いては国益にまで影響します。

 

しかしながら、現在のところ遺伝資源保護の観点から家畜の受精卵等の輸出を禁じる法律がなく、また今回の事件は不正競争防止法が定める「営業秘密に係る不正行為」にも当てはまらないため、家畜伝染病予防法違反や関税法違反として扱われています。

 

ただ、事件の性質的には営業秘密に係る不正行為に当たらずといえども遠からずで、当社では、近年重点を置いている「営業秘密保全対策」に大いに関係する事件であるとして注目しております。

 

「不正競争防止法」「営業秘密保全対策」についてはこちら

 

当社POB危機管理は、依頼人の安全を守るBG(ボディーガード・4号警備)を業務の主軸の一つとしておりますが、個人を守るBGに限らず、法人つまり企業を守るBGにも注力し、近年多発傾向にある営業秘密の持ち出し等の不正事案においての実績も重ねています。技術や情報、ブランドなど企業の大切な財産を守るためには、それらを害する不正行為を未然に防ぐ対策が最も重要となります。

 

和牛の事件は過去複数回にわたって不正輸出が行われた事実が明らかになっており、すでに取り返しのつかない事態となっています。「まさか、そんな事が起こるはずがない」という油断があったことは否めないでしょう。この「まさか」が未然防止の妨げとなり、大きな損失へとつながるのです。

 

■営業秘密保全において最も重要なのは「前兆」段階での早期対策です

 

想定外の事件をゼロにすることは困難かもしれませんが、どんな事件にも必ず何かしらの「前兆」があります。営業秘密の漏えいについても、小さな前兆を見逃さず、「まさか」ではなく「念のため」と考えて調査や対策を行うことが大切です。

 

《— 企業を守るBG「ボディーガード」 — 事前・事後いずれもご相談ください》

 

社内外に不審な動きをする人物がいるなど少しでも気になることがあれば、決して放置せず、ぜひ早期に当社へご相談ください。綿密な調査の上、適切な対策をご提案し、必要に応じて不審人物との話し合い等の対応を行います。

 

また、すでに不正の事実が明らかである場合も、弁護士との連携により不正競争防止法をはじめとする法律の適用を十分に吟味し、被害の拡大を防ぐとともに、損害賠償等の事後処理をサポートいたします。

 

なお、産業スパイ事件には反社会的勢力が関与しているケースも多く、経営幹部や従業員が暴力団関係者に何らかの弱みをつかまれ脅迫され、営業秘密を漏洩してしまうという事件が多発しています。

 

こういったケースにおいても、何かおかしいと感じた段階でご相談いただければ、当事者の身辺警護を行い不審人物との接触を断ち、経験豊富な当社ボディーガードが間に入って交渉するなど、素早く適切な対応によって被害を最小限に抑えることが可能になります。

 

ご相談者様の安全やプライバシーを守り、不利益を被ることがないよう当社は秘密厳守を徹底しておりますので、ご安心してご相談ください。

 

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