【営業秘密侵害】その知られざる現場 ~工場見学会や展示会を狙う産業スパイ!~

今年1月に逮捕されたソフトバンク元社員によるロシアへの営業秘密漏洩事件は記憶に新しいですが、産業スパイのその手口について、皆さんはどの程度ご存知でしょうか。

 

最もイメージが湧きやすいのは、やはり元社員による機密データの持ち出しではないでしょうか。確かにその手口が多いと言えるのですが、実際にはさまざまな手口による被害があります。

 

◆工場見学や展示会に紛れ込む産業スパイに注意!

 

開発や製造に関わる企業に注意していただきたいのは、工場見学会や展示会など外部の人間が参加するイベントです。そこに産業スパイが入り込む恐れがあります。

 

工場見学会は、完成した製品のみならず、その製造過程の一部もお披露目し、品質の高さや安全性等をアピールする場です。

しかし産業スパイから視れば、その企業の独自技術を、内通者を通じずに盗む絶好のチャンスでもあるのです。

 

企業側は勿論、営業秘密に関する情報や工程等に触れられないよう見学ルートを設定しますが、産業スパイは一般の見学者が目に止めない物事も営業秘密に通じる可能性のある情報源として“見学”します。

例えば工場内に置かれた資材。梱包されており中身は見えないとしても油断は禁物です。産業スパイは外装に貼付された運送ラベルの記載事項などの細かな情報も見逃しません。些細な事が彼らを営業秘密に近づける糸口になるかもしれないのです。

 

また彼らは、質問を重ねながら言葉巧みに誘導します。案内者を安心させながら見学コース外の工程も見せてもらえるよう交渉するといったテクニックも使います。状況によっては案内者が承諾してしまうかもしれません。

 

『まさか』と思われるかもしれませんが、そのまさかを狙ってくるのが産業スパイです。彼らを侮ってはいけません。

 

◆展示会では、営業担当の売り込みたい心理や気の緩みが狙われる

 

社外の会場で行う展示会も決して安全とは言えません。

訪問客に紛れ込んだ産業スパイは、展示品を高く評価し、商談を装って営業担当者にあれこれと質問します。

商談を進めたい担当者が、質問されるままに展示会では開示しないはずの技術資料まで見せてしまう……そんなことが起こり得るのも、産業スパイの巧みな誘導術によるものです。

 

普段とは異なる環境下で大勢の接客をする展示会においては、社員の精神状態が高揚しがちになり、ガードも緩みがちになります。産業スパイにつけ込まれる隙が生まれやすい状況であると心得、「念のため」の対策を講じておく必要があるでしょう。

 

◆見学会や展示会の後日も要注意!

 

工場見学会や展示会で営業秘密を守り抜いても、まだ油断はできません。なぜなら産業スパイが後日改めて社員に接触してくる可能性が極めて高いからです。

 

最近接触した顔見知りとして記憶に新しく、

友好的なコミュニケーションを交わした相手であり、

しかも自社の利益になる可能性がある。

 

となれば、初対面の人間に比べると心理的なハードルがぐっと下がり、ガードも緩くなります。

 

つまり、産業スパイは「社員との接触実績を作る場」としても各種の企業イベントを狙っているのです。

 

そして、産業スパイと接触した社員は内通するつもりなど毛頭ないのに敵を招き入れてしまい、果ては営業秘密の持ち出しに加担する事になってしまうかもしれないのです。

 

◆「営業秘密の管理に関する実態調査」では現職従業員のミスによる漏洩が増加

 

ここで、経済産業省の「企業における営業秘密管理に関する実態調査」を見てみましょう。

 

下記は最近の調査結果(平成24年度、平成29年度)の「営業秘密の漏洩が発生したルート」からの抜粋です。

 

■中途退職者(正規社員)による漏洩

平成24年度調査 50.3%

平成29年度調査 24.8%

 

■現職従業員等のミスによる漏洩

平成24年度調査 26.9%

平成29年度調査 43.8%

 

平成24年度と29年度の調査結果を比べると「中途退職者による漏洩」は50.3%→24.8%と半減しています。

これは、「元社員による営業秘密漏洩」事件の多発を受け、企業側が対策を行った効果であると考えられています。

 

一方「現職従業員等のミスによる漏洩」は26.9%→43.8%と、かなり増加しています。

これは、近年の情報のデジタル化や通信環境の改善、記録媒体の容量の増大、クラウドの利用拡大などが進んでいることも一因と考えられています。

 

しかし、それだけではないでしょう。

以前は「元社員による漏洩」が多かったことから、「現職社員による漏洩」には注意が向きにくく、あまり対策がなされていないことも要因なのではないかと推測します。

 

産業スパイも以前は元社員を狙うことが多かったのですが、近年は元社員だけでなく現職社員も虎視眈々と狙っています。

 

工場見学会や展示会における営業秘密保全対策は

《企業を守るボディーガード》P・O・Bにご相談ください

 

工場見学会や展示会は「完全招待制」によりある程度の予防線を張ることはできますが、人づての紹介や身分の偽装など、産業スパイはあの手この手で潜り込んできます。

営業秘密が盗まれるリスクを最小限にするためには、産業スパイを100%シャットアウトする事は困難だと考え、万が一を想定した対策を講じる事が重要です。

 

当社【P・O・B危機管理株式会社】は、近年特に企業を守るBG(ボディーガード)に注力し、産業スパイによる営業秘密の持ち出し等の不正事案においての実績も重ねています。

当社の営業秘密保全対策を活用していただければ、御社の大切な財産を、御社が築いてきた信頼を必ずお守りします。

 

◆工場見学会や展示会に際するP・O・Bの営業秘密保全対策◆

・営業秘密保全の観点から、侵害行為を未然に防ぐ為のコンサルティング

・現場でのバックアップ(監視・警戒・調査)

・侵害行為を確認した場合は即対応(分析・警告・現行犯逮捕)

 

このように、当社は産業スパイによる営業秘密侵害を断固として許さない姿勢で、事前の対策〜万が一の際の対応まで包括的な施策を実施いたします。

 

また当然ながら秘密厳守を徹底しておりますので、安心してご相談ください。

 

 

〈最後に〉前出の経済産業省「企業における営業秘密管理に関する実態調査(平成29年度)」によると、大規模企業の76.7%が「営業秘密の漏洩に気付ける活動」を行っていますが、中小規模企業では23.9%に止まっています。

 

近年、営業秘密の管理・保全の重要性は広く認知されつつあるものの、未だ日本の企業の多くが営業秘密の漏洩をすぐに検知できない状態にある事が伺えます。

 

営業秘密を守る事は、会社を守る事に他ならず、延いては日本の国益を守る事にも繋がります。

 

【P・O・B危機管理株式会社】は日本企業及び日本社会に貢献するべく、『義を見てせざるは勇無きなり』を社訓に掲げ、いかなる脅威からもクライアントの皆様をお守りします。まずはお気軽にご相談ください。

 

 

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