宝塚ボウガン殺傷事件とBG(ボディーガード)の視点

6月4日、兵庫県宝塚市において、大学生の男性が自宅にて家族と親族をボウガンで殺傷するという痛ましい事件が発生しました。

動機は不明ですが、頭や首といった致命的部位に矢を命中させているところから、相手が家族であるにも関わらず、異常なまでの冷静さと強い殺意を持っていたことが窺えます。

 

当社では本事件が起きる数週間前、今後のBG(ボディーガード)実施にあたって気を付けなければならない事についてミーティングしており、当社代表から

『先日、あるTV番組で、弓矢を数十メートル離れた的(競技用ではないもの)に射て、見事に命中させるというものがあった。娯楽として観る分には面白いし凄い技術だと思う。しかしBGという視点から観ると、クライアントを守る上ではかなり恐ろしいものである。近いうちに必ず弓矢やボウガンを使用した事件が発生するだろう。』

と話をされていましたが奇しくも悲惨な事件が起こってしまいました。

 

弓矢やボウガンといった武器で恐ろしいのは、拳銃のような音がせず、扱う者によってはかなり離れた所からでも高い命中率で射ることが出来、サイズも拳銃サイズから大小様々で、しかも安い金額から市販されており、誰でも購入することができるところです。

例えば、対象者が出入りする建物の数十メートル離れたところで、車で待ち伏せし、対象者が現れたところを、半分ほど開けた車の窓から音も無く狙い撃ってくると考えれば恐ろしいものです。

リスクを顧みない必殺の覚悟で襲い来る者であれば、それを防ぐことはより困難なものになります。

 

今回の事件は非常に凄惨で残念なものですが、このような事件が今後も起きうることを念頭におかなければならないと思えるものでした。

そして我々BGは、ただ恐ろしいと感じるのではなく、どうすれば防げるのか、どうすれば完璧にクライアントを守りきる事が出来るのかを研鑽し、『最後の防波堤』たる信念の基、よりハイレベルなBGを目指して精進していきます。