注意!詐欺まがいの悪徳業者が急増しています!

■不審な業者にご注意を!

先日、当社と顧問契約のある会社にて「電気の分電盤清掃」を口実に、不審な業者に高額な手数料を請求されるというトラブルが発生。最近、このような詐欺まがいの行為が全国的に横行しています。電力会社、保安協会、警察、消費者センターなどが、ホームページで注意を促しているものの、被害は後を絶ちません。

 

■悪徳業者は「法の隙」を巧みに突いてくる

このトラブルのポイントは、事業所間取引は「クーリングオフ制度」に守られていないという「法の隙」をついたものだということ。テナントや営業所の店員、社員を言葉巧みに騙し、事前に契約書にサインをさせてから作業に取り掛かるという周到性。30分もかからない簡単な作業の後、高額な違法料金を請求(5万~10万円)するという手口です。業者は、契約後の作業完了を盾に「今すぐ、即金で支払え」と主張。一部の警察官や弁護士は「事業者間での契約は有効だから支払うべき」という認識を持っていることで、素人には回避困難な一面を持ちます。

 

■知っていて損はない「予備知識」

本件では、当社担当者が業者と交渉し、2つの理由を盾に支払いを拒否。

ⅰ) サインをしたのが管理権限のないパート従業員だった事

ⅱ) 作業内容や料金に関しての事前説明がなかった事

上記理由により、大阪高裁において「事業間取引に特定商取引法の適用」を認めた判例があり、支払い後の被害回復も可能。

参考:兵庫県警の防犯ニュース(2017.2.17掲載)http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/bouhan/data/20170207.pdf

( 注※ 管理権限者の契約書へのサインは大きな効力を持つ為、支払いを拒否できない可能性が高いので気を付けて。 )

 

■トラブル未然回避のために:従業員への周知徹底

一番大事なことは、そもそもトラブルに巻き込まれないこと。そのためにはわかりやすいルールを作り、企業内で全従業員に周知徹底する事が不可欠です。

  • 事前に連絡のない施工作業に関しては必ず確認を取る
  • 正規契約の業者(御社と契約のある業者かどうか)であることを確認する
  • 事前に作業内容や見積書の提示を求める、または事前に提示されているかどうかを確認する
  • 書類に目を通さずにサインをしない、または事前に選出された権限者だけがサインをするようにする 等

更に、権限を有しない従業員は、郵便や宅配便の受取時のみサインを認めるなど、細かいルール決めも大切です。

 

■最後に

分電盤は4年に1度、電力会社による点検が義務付けられており、費用は無料。通常、清掃の必要も殆どないと言われています。「分電盤清掃」に限らず、あらゆる名目で不審な業者は接触してきます。過去には「消火器交換」でトラブルになる事案もありました。

このようなトラブルが多発する理由は、それらの業務施工に行政の許認可が必要ないという事にあります。「法の隙」を突いた詐欺まがいの商法は、反社会的勢力の得意とする手口。暴力団の資金源となっている可能性もあります。日頃から、少しでも「怪しいな」と感じた場合は、きっぱりと断ることを心掛けましょう。