ストーカーとは何かを調べようとすると、様々な学者や精神科医が各々定義を定めていますが、総じて言える事は、ストーカーになる人物は自分中心でしか物事を捉えておらず、その行動には理性や考慮が欠如しているということです。
ストーカー予備軍がストーカー化するのは、相手が自分の支配に置けない(置けなくなった)時です。
「相手の全てを把握したい」という心理が強過ぎ、通常であれば相手の心情や迷惑を考えて抑制するはずが、自己中心的な考えで正当化してしまうのです。
これにより加害者はストーカー規制法でいう
といった行為に及びます。
しかし、結局は自分のものにならないならいっそ・・・と元は好意を寄せていた相手に対し名誉が傷つくような攻撃や恐怖を植え付ける攻撃、最悪の場合殺人というケースに発展してしまいます。
このような事にならない為には、ある程度の見極めが必要です。
何事にも前兆があるように、今はあなたに好意を寄せている人物にも、ストーカーになり得る前兆が見られるかもしれません。
インターネットでもストーカー予備軍の様々な見極め方が掲載されていますが、ここでは当社がこれまで対応してきた事案を基にストーカーへ変貌しやすい人のタイプ・行動を述べます。
ストーカーというのは、元々そういう「つもり」のある人が、実際に犯行に及ぶ、ということもありますが、本当に見極めが難しいのは、「そんなつもりは毛頭ない」人が、「そうなってしまう」パターンです。普段からお付き合いする相手にはある程度、気を付けることをおススメしています。
当社スタッフが依頼者との面談から聴く話と、実際に直接ストーカー犯と話す中で最も多いと感じているタイプです。
とにかく何を言っても理屈屁理屈で返し、相手を丸め込もうとします。そして自分の非は認めません。
被害者の拒絶や当社スタッフの警告に対しても理屈を並べ、被害者に原因があり自分は悪くないと主張します。
普段から人の揚げ足をとるような発言が多いようです。
ある程度の束縛は愛情を感じる事もあるようですが、状況を逐一言わなければならなかったり、メールや電話も異常に多く、少しでも返事が遅れたりすると理由を問いただしたり怒り出す等、度を越えたものがそうです。
特に若い男性に見られ、携帯電話やスマートフォンを見せることを要求することが多々あります。
自分に自信があり、相手より自分の方が優れている等上から目線な態度で接し、飲食店などでは店員に対し横柄な態度がよく見られるようです。
このタイプは恋愛において、拒絶されると逆恨みする可能性が強いです。
普段から口調が荒かったり、喧嘩や何か不都合な事を言われるとすぐに暴力を振るうタイプです。
暴力は相手を殴る蹴る等直接的なものだけではなく、壁を殴ったり物を投げる等物に当たることで相手を畏怖させる事も多いです。
このタイプは暴力によって相手を畏怖させ、その後は優しくするというパターンで相手を支配します。
これらの特徴があてはまる人物は当社のストーカー対策の経験から、ストーカーになりやすいと言え、中にはこれら全てを兼ね備えたタイプも少なくありません。いずれにしても共通点として女々しさや相手に対する異常なまでの執着心があり、別れ際には特に注意が必要です
上記ストーカー予備軍に当てはまる人物と別れる際の注意
✓ | 挑発的な言葉やプライドを傷つけるような言葉を発してはいけない |
✓ | 大事なのは意思を貫く姿勢が大事(弱腰な態度は逆に丸め込まれやすく別れることができない) |
✓ | 言い争いは避ける |
✓ | 相手が別れてくれないようなら信頼できる第三者に立ち会ってもらう |
✓ | 当人の家ではなく出来るだけレストラン等の周りに人が大勢いる場所で話をする |
常に最悪の事態を想定することが重要です。
SNSを多く利用される方や著名人の方々は、投稿内容やメール、アカウントの管理も見直し、個人情報が特定されないように努めてください。
昨今のストーカーは、ターゲットとする人物をSNSで間接的な人物から手繰る、投稿する写真等から行動範囲を特定する等、主にインターネットを介して情報を得る手段を講じます。
流出すれば著しい名誉棄損被害へと発展するリベンジポルノへの警戒も当然必要です。
身勝手なストーカー犯のせいで被害者が住居や職場を変えなければならないという理不尽な事は本来あってはなりません。
ストーカー犯罪とは全く無縁な人などいないと言っても過言ではない今、各々の危機管理意識が身を守る術となります。
そして我々の様な危機管理会社に一度相談することも被害を防ぐ事に繋がるでしょう。
一番恐ろしいのは、 『相手を殺して自分も死ぬ』という抑止力の効かないストーカー犯です。 これについては絶対にあなたを守るという強い使命感を持った者、 あなたが信頼出来るボディーガードだけがあなたを守ることができるのです。 |